三大療法の限界

図①を見てください。
波線の上に、黒く塗りつぶされた
小さな三角形が顔を出しています。
ガンが見つかったのです。
医者は、まるでこれ以外の治療法は
まったくないかのように、
手術・放射線・抗ガン剤の
いずれかを勧めます。
患者はパニックの中、考える余裕もなく思考停止状態で、それを受け入れます。
こうして治療が開始され、ほとんどの人は、そのどれか一つか二つ、
あるいは三つすべてを受けることになります。
あなたは、どうでしょうか? どうだったでしょうか? 
さて、大変困ったことに、三大療法には、大きな限界があります。
それは・・・どの治療法も、波線の上に姿を現した、
ガンという<結果>を取り除くことにのみ集中。
それ以外には、まるで関心がないことです。

ガンは生活習慣病

しかし、図②を見てください。
波線の下には、
ガンの<原因>が隠れています。
巨大な氷山のように・・・。
物事すべてそうですが、
ある特定の<結果>が起こるには、
必ず、それに見合っただけの
<原因>があります。
ガンもその例外ではありません。
ガンになるには、必ず、
そうなるだけの<原因>があるのです。
氷山が、水面下に
その大部分を隠しているように、
医者の眼にも、あなたの眼にも隠れて・・・
たくさんの<原因>が潜んでいるのです。必ず。
私は、ガン患研設立以来、その複雑にして多様な原因を、
理解しやすく三つに整理して、お伝えしています。
それは、<ライフスタイルの乱れ><食事の乱れ><心の持ち方の乱れ>。
程度こそ違え、ガン患者さんはみな、
これらの原因を抱えた<間違った生活習慣>を長く続けることによって、
治る力、自然治癒力・免疫力を著しく低下させ、ガンの増殖を許してしまったのです。
つまり、<ガンは生活習慣病>なのです。

そして、今では、国立がん研究センターの医師たちも
このことを認めています。

 

モグラ叩き

ところが、実際に行われている治療と言えば・・・相も変わらず三大療法。
<結果>にしか過ぎないガンを・・・手術で切って取り、放射線で焼き殺し、
抗ガン剤で毒殺するだけ。<原因>には、まったく手を付けません。
<原因>は、放置されたまま。温存されたまま。典型的な、対症療法です。

しかし・・・<原因>が同じであれば、そこから引き起こされる<結果>も、
常に、同じ。だから、幸いにして三大療法が功を奏してガンが消えたとしても、
<原因>を放置している限り、徹底的に取り除かない限り、
それはあくまでも、一時的なこと。
半年、1年、2年、3年、5年、あるいは10年とたつうち、
やがてまたガンは増殖し、波線の上に、その姿を現すことも、決して珍しくありません。
これが、再発・転移です。
三大療法を中心とした現代ガン医療が、再発や転移を防ぐことができない理由は、
まさにここにあるのです。
私は、一人の医師の言葉が今も忘れられません。
術後半年あまりたった頃、彼は諭すように言いました。
「川竹さんは、手術で治ったと思っているようだけど、ガンはそんな病気じゃないよ」と。
人がせっかく喜んでいるのに、この人は何ということを言うのだろうと・・・
冷水を浴びせられたような不快感を覚え・・・
しかしやがて私は、初期だったにもかかわらず、再発をしたのです。

ガン患研の会員さんに、こんな女性がいました。
初期の肺ガンを手術した彼女に、主治医は言います。
「100パーセント、治る」と。
安心したその人は、原因を取り除くことなど、まったく関心を示さず・・・
ちょうど1年後、再発したのです。
慌てて書店に駆け込んで立ち読みした本には、
何と、「再発した肺ガンの5年生存率は、0パーセント」だと。

それでもあなたは、次のように思ってはいませんか?
「定期的な検査で、再発・転移を早め早めに発見して、
その都度、適切な治療をすれば、大丈夫」だと。
なるほど。確かに一時的には、「大丈夫」かもしれません。
でも・・・その「大丈夫」は、いつまでもつのですか? 
大丈夫の有効期限は、いつまでなのですか? 
「その都度、適切な治療を」受けると言っても・・・
結局、やることはいつも、三大療法です。出てきたら叩く、出てきたら叩く・・・
その繰り返し。まるで、モグラ叩きです。 
一体・・・そのモグラ叩きは、いつまで続くのですか? 
そして・・・手術も放射線も抗ガン剤も、
三大療法はどれもみな、侵襲的。
つまり、身体を、自然治癒力や免疫力を著しく傷つけます。
一体・・・気力は、体力は、どこまでもつのでしょうか? 
あなたの人生は、それでいいのですか?

★NPO法人ガンの患者学研究所は、神奈川県から認証された非営利の団体です。一切の宗教、政治、商業主義とは関係ありません。
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